英語発音の重要性
音は言語の原点です。正しい音を発音できると英語の習得スピードが格段に向上します。
反対に発音が下手な人は英語が話せるようになるまで何倍も時間がかかります。
そこで、なぜ英語学習で発音が重要なのか、どの程度の発音ができるようなると良いのかについて解説します。
英語発音の重要性
英語学習する上で、発音は重要でしょうか?それともそんなに重要なことではないのでしょうか?
重要ではないという人の意見としては、正確な文章を話すべきだ、発音が良くても話す内容が間違っていては通じないし誤解される、日本人がネイティヴと同じ発音になる必要はない、日本人らしい英語発音それがグローバル時代の英語だ、発音のことは特に気にしなくてもだんだん上手に発音できるようになる、発音よりも文章全体のイントネーションが重要だ、などなど。
何が重要なのか分からない人が読むと、なるほど、とどれも納得してしまいそうです。
しかし、言語の習得、ここでは英語学習で何が重要かというと、音そのもの、つまり発音なのです。
ただ、発音軽視派の意見の中にあるように、ネイティヴと同じ発音になる必要はありません。
同じ発音になることは理想ですが、そこまでならなくても大丈夫です。
野球のストライクゾーンに幅や高さがあるように、サッカーゴールは広いように、受け入れられる、つまり通じる発音の幅があるのです。
ど真ん中にストライクを投げなくても良いのです。
ボールかストライクか?と思えるようなストライクでも通じます。
どんなに正確な文章であっても発音が悪いと通じません。
どんなんにんせんいんかんくんなんぶんんしんょんうんがんあんっんてんもんはんつんおんんがんわんるんいんとんつんうんじんまんせんんん。
どんなに正確な文章であっても発音が悪いと通じません。を悪い発音で話すと上の文章のようになります。
日本人が発音するマクドナルドは通じない
これはマ・ク・ド・ナ・ル・ドと発音しているからです。
あえてカタカナで書くと、ミク・ダーナーです。
ミクのクは子音(k)・ダーにアクセントでナーです。
ミク・ダーナー、ミク・ダーナー、ミク・ダーナー、ミク・ダーナー.. ..と10回繰り返して言った後にマ・ク・ド・ナ・ル・ドと発音してみてください。
全く違う言葉に聞こえるでしょう?
英語が話せるようになるには、実際に声を出すことが大切です。
話す練習をすることが大切です。
もし、あなたの発音が悪ければ、声に出して練習したり話す練習をしたりするときに、自分の悪い発音が耳に入ってきます。
これは毒を食べているのと同じことです。
あなたの発音が良ければ声に出して練習したり話す練習をしたりするときに、自分の綺麗な発音が耳に入ってくるので英語学習がはかどります。
これから英語を学ぼうという人も、英会話の勉強をやり直そうという人もまずは発音の練習をしてください。やり直し組の人は発音矯正をしなければなりません。特訓する必要があります。
発音なんて多少悪くても通じたよ。
そういう人は日本人の英語発音に慣れている人と話をしたに違いありません。
たとえば、日本にある英会話学校のベテラン教師、彼らは日本人の話す英語発音に慣れているので、ひどい発音でも理解してくれます。
しかし、生まれてから一度も日本人が話す英語を聞いたことがない人に、いつもの調子で話しかけたとしたらどうでしょうか?絶対に通じません。
いや、私は英語で論文を書けるほど文章力がある。だから多少発音は悪くても前後関係や会話の流れから相手は私の英語を理解してくれるんです。だから発音は悪くても問題ありません。
中途半端に通じる英語を話す人はこういうことを言います。
しかし、相手の立場になって考えてください。そんな中途半端な英語を話す人と一緒にいるとすごく疲れます。
一生懸命に相手が言っていることを聞いて理解しなければなりません。
日常会話なんて上の空で聞いていても理解できるのが普通です。
あなたと話をすることが相手にとってメリットがあるならそんな下手な発音でも良いでしょう。
でも、あなたと話をすることが相手にとってそんなにメリットのないことであれば、下手な発音だと愛想をつかされます。遅かれ早かれ、相手はあなたから離れていくでしょう。